シミウスの成分を全て見てみた。 | シミウスの口コミの本当のところ。
シミウス ホワイトニングリフトケアジェルの全成分から、このジェルの特長を見てみました。
シミウスジェルの成分。内容量は1個60gです。
また、シミウスのリニューアルの過程は以下です。
2011年8月 シミウス ホワイトニングリフトケアジェルが発売。
2015年1月 リニューアル。製造が天真堂から三粧化研になり、製造方法や成分が変わりました。
2018年11月 パッケージをリニューアル。成分や製造方法は変わっていませんが容器が変更になりました。
化粧品の成分表示方法
そして成分の表示方法についてですが、化粧品の成分は2001年の薬事法(現在の薬機法)改正で全成分表示が義務づけられています。
この全成分表示には一定のルールが設けられており、メーカーはこのルールに基づいて全成分表示を行っています。
医薬部外品の成分表示方法
また化粧品ではなくシミウスジェルのような医薬部外品の成分表示については、日本化粧品工業連合会のガイドライン(自主基準)に依っているものがほとんどです。
※日本化粧品工業連合会 - 医薬部外品の成分表示の趣旨説明の「医薬部外品の成分表示に係る日本化粧品工業連合会の基本方針」と言うPDFが詳しいです。
※一般化粧品、医薬部外品の違いについては日本食品分析センターさんの化粧品と医薬部外品の違いについてのPDFが分かりやすいです。
「成分」を取り巻く環境
そして化粧品に詳しい方でしたら「鉱物油は?界面活性剤は?」など全成分の表示を参照する機会が多いと思いますが、なじみの薄い成分、難しい名前の成分も多々ありますよね。
そういう事もあって、これら成分表をどこまで参考にすべきか判断に迷いますよね。
メーカーとしては、コストや安全性などの面から、意味の無い成分は配合しませんので化粧品や医薬部外品に配合されている成分には必ず意味があります。
なので、購入前にこの成分表を見ることでその商品の特徴を知ったり、ある程度の化粧品解析ができます。
そういう視点でメビウス製薬のシミウスホワイトニングリフトケアジェルの製品特徴を紐解いていきますね(^o^)
<シミウスホワイトニングリフトケアジェルの製造現場>
♪本ページの目次♪
有効成分
シミウスジェルの有効成分はグリチルリチン酸ジカリウムとプラセンタエキス(1)の2つです。
リニューアル前後での有効成分の変遷について
シミウスジェルは過去1度だけ、成分と製法が変わりました。
時期は2015年1月です。
写真の左のものが2011年8月発売の初代シミウスジェル、真ん中が2015年1月以降の2代目でこの時に成分と製法が変わりました。
そして右が2018年11月以降の現在のシミウスジェルです。外装リニューアルのみで成分と製法に変更はありません。
成分変更前の2015年1月以前のシミウスジェルの有効成分はアラントインとプラセンタエキスです。
表記は現行のような「プラセンタエキス(1)」ではなく、水溶性プラセンタエキスやブタプラセンタエキス-1”との表記でした。
製造販売元はエニシングホワイトで有名な天真堂さんでした。
そして2015年1月以降の製造販売元は、天真堂さんよりもさらに歴史のある三粧化研さんになり、成分も変わりました。
参考情報として現在も天真堂さんが販売しているオールインワンジェル、エニシングホワイトの有効成分は今もアラントインとプラセンタエキスです。
グリチルリチン酸ジカリウムとは?
こちらは抗炎症作用を期待しての配合です。
製品によっては甘草エキスと表記されていることもあります。
肌荒れやニキビ、赤みの改善や紫外線によるダメージを抑えてお肌のキメを整えます。
漢方薬/薬用植物である甘草の根に含まれていて、甘草自体はよく知られた薬草の中でも最も歴史が古いもののうちの1つです。
例えば北欧スウェーデン等ではキャンディーやリコリス菓子としても甘草は有名で、日本ではかっぱえびせんとか色々なお菓子に甘味料として入っています。
また漢方では葛根湯や甘草湯を始めとする非常に多くの漢方薬の成分として配合されています。
漢方薬で言うと、この手前の3粒が甘草です。
グリチルリチンやその他の甘草から得られる物質は、スキンケア商品に配合される場合は先述のように抗炎症、消炎作用や美白などが期待されています。
医薬品としては先述の葛根湯などの風邪薬や抗アレルギー薬、それ以外にも醤油などの食品の甘味料として、またはその他化粧品、石鹸、シャンプー、育毛剤などによく使われています。
医薬部外品の成分は、規格名もしくは別名など表記のされ方にばらつきがありますが、1番よく見かけるのは「グリチルリチン酸2K」です。
次にグリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ニカリウム、グリチルリチン酸K2、G2K、グリチノンK2と続くかなと思います。
お肌のことを考えて作られた製品にはよく配合されています。
プラセンタエキスとは?
プラセンタエキスは言わずと知れた美白成分ですよね(^o^)
新陳代謝を活発にして美白効果が期待できる有効成分で、古くから用いられているため、安全性の心配もありません。
シミを薄くする働きもあると言われています。
お肌は紫外線を浴びると、メラニン色素が生成されますよね。
そしてこのメラニン色素は何段階もの過程を経て(酸化といいます)、どんどん濃くなります。
これが『シミ』です。
プラセンタエキスには、その濃くなったメラニン色素を元に戻して(還元といいます)、色を薄くする効果が期待できるんですよ。
ですから、これから美白に気をつけたいという方はもちろんのこと、これまでお肌のケアをついつい怠ってしまってシミにお悩みの方にも効果が期待できます。
またあまり有益とは言えない情報かもしれませんが化粧品製造の観点からもっと詳しく言うと、シミウスジェルの表記ではプラセンタエキス(1)とあるのでシミウスジェルのリニューアル前と同様、豚の胎盤由来のものかと思います。
手頃な価格の化粧品や医薬部外品では豚由来、次に馬由来のプラセンタエキスがほとんどかと思います。
製造方法としては豚の胎盤から凍結、融解等の方法で無菌的に水で抽出して得られるエキスなんです。
化粧品製造に関しては成分コードと言うコードが有るのですが、それで言うと部外品添加物の英名”Placental Extract (1)”で成分コード”523187”のものです。
ちなみにプラセンタエキス(2)は成分コード”523188”で抽出方法は(1)とほぼ同じです。
プラセンタエキス(3)、成分コード”540642”は豚の胎盤から酵素分解などで無菌的に精製水で抽出するエキスです。
その他の成分
シミウスジェルの「その他の成分」は以下です。
精製水、1.3-ブチレングリコール、濃グリセリン、プロピレングリコール、1.2-ペンタンジオール、水溶性コラーゲン液、シコンエキス、サクラ葉抽出液、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、アルニカエキス、シナノキエキス、スギナエキス、オトギリソウエキス、セージエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ゼニアオイエキス、カモミラエキス(1)、トウキンセンカエキス、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル重合体水酸化カリウム、パラオキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノール、エタノール、青1、赤106、香料
コラーゲン&ヒアルロン酸
コラーゲンはもう説明不要の美肌成分ですね。
タンパク質の一種で、ハリや潤いを向上し、シミが排出されやすいお肌へと導く目的で配合されています。
ヒアルロン酸は、よく言われているように1gで6リットルもの水分を抱え込む働きがあり、水分保持や、そしてハリや弾力の維持に効果的な成分です。
また美白成分が浸透しやすい肌にするための、縁の下の力持ち的な役目として配合されることもあります。
11種類もの植物エキス
シミウス ホワイトニングリフトケアジェルは贅沢に『11種類もの植物エキス』が配合されています。
特筆すべきはやっぱり今話題の成分『シコンエキス』ですね。
シコンエキスには保湿効果はもちろんの事、細胞賦活(フカツ=活力を与えること。物質の機能・作用を活発化すること)効果により、お肌の新陳代謝を高めてターンオーバーの正常化やメラニン色素の排出を促進させるといった『美白効果』も期待できるんですよ♪
シミ、黒ずみや荒れちゃって乾燥した肌を健やかな状態へ導き、さらに代謝や血行を促進させて、透明感をもたらすと言われています。
ちなみにシコンエキスと言えば口内炎の薬、例えば大正製薬の口内炎パッチ大正Aの成分はシコンエキスとグリチルレチン酸です。
なんだかシミウスの成分と似ていますね。
※グリチルレチン酸はグリチルリチン酸の加水分解によって得られるもののうちの1つです。
このパッチは私は愛用していて口内炎にすごく効果が有るので、これら成分にも親近感や愛着があります。
サクラ葉抽出液については和歌山生まれの江戸時代の名医 華岡青洲さんも御用達の、古くからある安全性の確立された信頼感ある成分です。
敏感肌の方にも安心の自然成分なんですよ。
ソメイヨシノの葉から抽出したもので、メラニンの生成を抑えてシミをできにくくする働きに優れています。
その他の植物性エキスにも、保湿以外に以下のような様々な効果が期待できますよ。
アルニカエキス・・・美白、抗炎症
シナノキエキス・・・抗酸化
スギナエキス・・・抗酸化
オトギリソウエキス・・・抗光老化
セージエキス・・・抗炎症
セイヨウノコギリソウエキス・・・抗炎症
ゼニアオイエキス・・・抗酸化
カモミラエキス・・・細胞賦活
トウキンセンカエキス・・・抗炎症
その中でも、マッサージのことを考えた成分
そして美白のためには『メラニン色素の生成を抑制する』ことに加えてメラニン色素の排出を促進させるために『お肌の新陳代謝を高める』ことが重要なんです。
新陳代謝を高めるにはシコンエキスが有効だと先ほど述べましたが、まだ他にも有効な方法があるんです♪
それがこの『マッサージ』です。
マッサージによって、新陳代謝を高めてターンオーバーを正常化してメラニン色素を排出するんです。
そしてシミウス ホワイトニングリフトケアジェルでのマッサージ、このマッサージのための成分もかなり色々工夫して配合されていて、それがまた凄いんですよ。
そのすごさを2つの点から説明しますね。
昔はマッサージクリーム等のマッサージ製品は『洗い流すタイプ』のものがほとんどでした。
なぜかと言うと、マッサージをするためにはお肌の上で『滑らかに伸びる』必要がありますよね。
この滑らかな伸びを実現するために、油分が多く含まれるというオイルリッチな成分配合であることが必要でした。
このタイプのマッサージ製品は一定の効果は期待できますが、デメリットがありますよね。
それは、このようなマッサージ製品を使った後は、お肌がべとべとしちゃうために洗い流す必要があるということですね。
夜などは特にクレンジングや洗顔でメークを落としたのに「マッサージ後にまた洗顔するの?」と手間の問題が発生しますよね。
さらにせっかくお金を出してマッサージ製品を買ったのに、「すぐに洗い流すなんてもったいない!」といったコストの問題も発生しちゃいます。
これらを解決したのがマッサージも出来るオールインワンジェルのシミウスホワイトニングリフトケアジェルなんです。
水系のジェルなので、べたつきがなく洗い流す必要がありません。
そして1品10役のオールインワンタイプなので、しっかりと美白成分がお肌にとどまって浸透し、結果としてこれ1品で全てのスキンケアが完結します。
しかし、オイルリッチでは無い水系のジェルと言うことで1つ疑問が生まれます。
マッサージ製品には当然ながら滑らかな伸びが必須です。
シミウスでのマッサージに関する疑問。にも記載しましたが滑らかでないと物理的刺激によって逆にお肌を傷つけてしまいますものね。
そのためにはオイルが必要ですが、ホワイトニングリフトケアジェルは『水系のジェルタイプ』でオイルは含まれていない(リニューアル前のシミウスジェルでしたら油溶性シコンエキスとの記載があります)ように見えます。
ですので「水系なのに、お肌を痛めずに滑らかにマッサージが出来るの?」という疑問が生まれますよね。
その答えは『Yes』なんです。水系なのにお肌を痛めずマッサージが出来ちゃうんです。
なぜそんな事が出来るのでしょうか?
それは以下の特長ある成分が配合されているからです。
シミウス ホワイトニングリフトケアジェルは水系ジェルではありますが、『滑らかな伸び』と『クッション性のある膜』により、マッサージジェルとしての機能を獲得/達成しました。
滑らかな伸びのために、1.3-ブチレングリコール、濃グリセリン、プロピレングリコール、1.2-ペンタンジオールといった4種の成分を配合しています。
これらの成分は多価アルコールとも言います。(アルコールと聞いて想像されるような、活発に蒸発するアルコールではありませんよ。)
アルコールの価数で言うと、一価アルコール、二価アルコールなどがあって多価アルコールは水に溶けやすいと言う性格が有ります。
これら4種の成分はオイル並みの滑らかな伸びを実現しながらも、オイル程のべたつきはありません。
だからこそ洗い流しが不要なのです。
さらに、「カリボキシビニルポリマー」と「アクリル酸・メタクリル酸アルキル重合体」という2つの『増粘剤』でジェル構造を作り、液体に粘り気を加えています。
この2つの成分は、キサンタンガムに代表される一般的な多糖類系の増粘剤と異なって、クッション性のあるジェル構造となるためにマッサージに適した膜を形成するんです。
これはメビウス製薬の掲げるダブルクリスタル製法の紹介でもやや触れられていますよね。
カルボキシビニルポリマーについて詳しく言うと、メビウス製薬公式サイトではカリボキシビニルポリマーとなっていましたが、医薬部外品成分表示名ではカルボキシビニルポリマー、化粧品成分表示名ではカルボマーと表示される合成ポリマーです。
ほんの少しの配合だけで、液体をゲル状にしてくれる成分です。
膜で透明感を演出したり、水分が逃げるのを防ぐことで保湿するものです。
もし、あまり無い事例かと思いますがシミウスジェルを多めに塗った後に大量の汗をかくと、少しぬるぬるしてきますよね。
これはおそらくカルボマーが塩分と反応してゲル化が崩れてくることによるものかと思われました。
多くの油分で水分を逃がさないという方法を取る場合は他の成分(例えばマカデミアナッツ油など)が入る形になるかと思いますが、それはそれで先述のように洗い流す必要があったり、さらに肌トラブルのもとになることも有ります。
油を好む菌は何種類かいますものね。
天然の原料だから良くて合成ものはダメと言う早計な判断もあまりよろしくありません。
このように、シミウス ホワイトニングリフトケアジェルは水系ではありますが配合成分(多価アルコールと増粘剤)の工夫により、滑らかな伸びとクッション性のあるマッサージ膜を実現し、凄いマッサージジェル機能を獲得したと言う訳なんです。
さらに水系ゆえに、洗い流し不要で1品10役といった全てのスキンケアの機能を網羅した代表的なオールインワンジェルとなりました。
その他
また、パラオキシ安息酸メチルはメチルパラベンのことですね。
メチルパラベンは、パラベンの中ではお肌への刺激は少ないです。
パラベンのイメージがあまり良くなかったり苦手だと思われる方もいなくはないかと思います。
そのために成分表示では、医薬部外品では成分の名前は幅広い書き方が認められていることもあり、パラオキシ安息酸メチルと言う風にややパラベンと判断されにくい記載にしているのかもしれません。
ですが、パラベンは化粧品の代表的な防腐剤で広く使われています。
防腐剤の中ではもっとも安全と言われているくらいで、皮膚への刺激が少ないということも有り、自然派の化粧品にも普通に入っています。
私はこの成分に悪いイメージを持っていません。
私自身、スマホの見過ぎによるドライアイの対策として飲んでいる八ッ目鰻キモの油という第二類医薬品にもパラベンが入っています。
防腐剤についての詳細は防腐剤から見るシミウスジェルの特長に記載しましたので、ご興味が有る方は一度読んでみて下さいね。
防腐や静菌性を考えると、というか防腐剤はそれなりの製品容量になると入るのは普通かなと思っています。
また、パラベンについてメビウス製薬のリーフレットには以下の記載が有りました。
パラベンフリーをうたうためには、違う防腐剤を入れなければならず、その量はパラベンの数倍になり、結局は肌への刺激が高まる傾向にあります。
青1、赤106はタール系の色素ですね。
これら合成着色料は昔は特にソーセージの着色やジュース、福神漬、一部生姜などの食品の着色などで見かけましたね。
といってもシミウスジェルはそこまで色は付いていないですね。
紫根エキスの色を連想させる用なのかなと思いました。
こちらも口コミで合成着色料に落胆される方がいらっしゃいましたが、私は特に気にしていません。
極端に色々考えていくと食品にも相当気をつけないといけなくなっていきます・・。
こちらも個人個人で考え方は多様ですね。
天然色素も合成色素もそれだから駄目ということでは無くてピンきりで、天然色素でもコチニールやアカネなどの取り止めの例も有りますしね。
そして香料については、実際に使った感想としてはほとんど匂いは感じませんでした。
しいていえばよくある保湿クリームの匂いかな。
なので良い匂いをつけるための香料ではなくて、成分そのもののにおいを抑えると言う側面での香料の使用かと思います。
まとめ
以上がシミウスジェルの成分群でした。
これらはわりと古くから実証されている成分です。
なので安全性が確立されているものです。
メビウス製薬は製品開発にかなり真面目ですので(公式サイトに詳しく記載が有ります)、その点は安心です。
1度試してみると、その良さが分かるかと思います。
口コミでも肌トラブルが出たという方はほとんど見かけたことが有りませんでした。
そして効果的な美白ケアには、
1. メラニン色素の生成を抑制しながら(メラニンをつくらない)、メラニン色素の還元をはかる(メラニンを薄くする)こと
2. お肌の新陳代謝を高める(メラニンを早く排出する)こと
の2点が重要で、
「メラニンをつくらない・薄くする」には、プラセンタエキスが効果を発揮します。
「メラニンを排出する」にはシコンエキスとマッサージが効果を発揮します。
このようにホワイトニングリフトケアジェルは、1品10役といった優れた利便性と、すごく良いコストパフォーマンスでありながら、美白に対して複数の方法でアプローチした本格的な製品なんです。
こんなに真面目に「安心安全」と「美白効果」について考えて作られたジェルなので、まずは1度はお試しされる価値は有ると思っています。
1度のみでの解約も可能ですので気軽にお試し頂きたいなと思います。
このジェルであなたのお肌のネガティブな側面が解決されると、やっぱりさらに嬉しい気持ちで外出できますよ。
これは私の経験談でも有ります。